高齢者は身体の変化がおこる

高齢者は加齢による身体の変化があるので、家族を始め周囲の人は注意深く観察をすることが大事です。膝の軟骨がすり減ってきたり、骨粗しょう症などの病気が原因で背骨が曲がってくることがあります。骨粗しょう症は骨がもろくなり、手首や脚の付け根などが骨折しやすくなる病気です。放置をしておくと、歩行が困難になり、要介護状態になることもあるので予防が大切になります。

高齢者は若い頃に比べると、食べる量が減少するので、カルシウムや鉄分などの栄養素が不足しがちです。低カロリーで栄養バランスの良い、和食の献立を考えましょう。背骨が曲がってきたり、身長が縮んでいる場合は、生活習慣や食生活に気を配ることが大事です。足腰が弱ってきたら、杖や車椅子などの介護用品を揃えておきましょう。

高齢者は加齢が原因で、白内障などの病気に罹り視力が低下したり、耳の聞こえが悪くなったりすることも多いです。テレビのボリュームが大きすぎる場合は、耳の病気に罹っている可能性があるため注意しましょう。気になる身体の変化がある場合は、耳鼻咽喉科や眼科を受診させることが重要。眼科では内服薬や点眼などの治療を提案してくれるでしょう。白内障は放置をしておくと、失明をすることもある怖い病気です。水晶体が濁ってくるので、視力の低下が見られ、症状が悪化したら外科手術が必要になります。加齢による身体の変化を見逃さないようにして、適切な治療を受けさせることが大事です。